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【 まっこ さん(女性・50代)の場合】

 はじめまして。投稿させて頂きます。

 わたしは一念発起して関東から北海道に移り住み、初めて酪農の職場に入社したのですが、元から居る従業員がすべてヘビースモーカーで、分煙もなく、仕事中に喫煙しているので、受動喫煙を余儀なくされています。わたしは煙草は全く吸いませんので、煙たいことや、灰や吸殻のポイ捨ての光景を目にすることを我慢している状況です。ヘルパーさん達も仕事中に一緒に喫煙しています。これは業界全体の特徴なのだろうかと首を傾げています。

 このままの職場環境ではわたし自身が健康を損ないかねないですし、火災のリスクや生産品に対するモラルとしてもおかしいんじゃないかと思います。吸殻が混じった糞がさらに堆肥に混じって畑で使用されることも、野菜などの消費者が知ったら気持ち良くないだろうと思います。わたしも嫌だなぁと思います。

 諸々、知りたくなかった現実という感じでかなりモヤモヤしています。

 ちなみに株式会社なので、社長という人が別のところにいます。社長は非喫煙者ですが、おそらく現状を知ってて黙認しているのだと思います。

 わたしはどうしたらいいのでしょうか。(2022-03-24)


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【 ラビット さん(女性・50代)の場合】

 まっこさん、受動喫煙、キツイですね。

 私の職場も20年前は、締め切った部屋での会議中も喫煙オッケーでした。当時、私は妊娠中でしたが、周囲の人々の知識がなかったのか、配慮がなかったのか、逃げることも出来ず、ただひたすら我慢するしかなかったので、辛いお気持ちはすごく分かります。喫煙者の吐く息の中に、喫煙後10分以上も体に良くない物質が出ていると聞いたことがあり、喫煙後もすぐには事務室に入って来て欲しくないと思ってます。オマケにコミュニケーションのためとか理解不能な言い訳で1日何回も喫煙スペースでたむろしている方を見るたびに、残念に感じてます。

 それはさておき、私の知っている黒毛一貫農場で喫煙についてもマナーが良くなったところがあり、参考にはならないかもですが投稿します。

 JGAP認証を受けるために、農場内で起こるかもしれない食品安全上や労働安全上の問題点を出し合い、リスクの重大性と頻度を話し合って、解決策を従業員全員が自分達で出し合って、最終的には農場内でのルールが決まっていきました。その中で喫煙についても、まっこさんが指摘されたように、火災の危険性や、餌や堆肥への異物混入のリスクから、火の気の無い灰皿の設置された場所での喫煙が決まったので、非喫煙者はその場所にさえ近づかなければ受動喫煙を避けられるようになりました。喫煙のルールだけを取り上げたのではなく、農場内で起こる様々なリスク回避のルールを自分達で話し合ってきめたことが良かったのだと思います。社長が、とか、偉い誰かが、決めたことだったら、見ていない場所でバレなければいいとなりルールは定着しなかったのではないかなあと思います。

 ちょっと遠回りに見えるかも知れませんが、GAPのような取り組みは、様々な不都合を包括的に解決できるので世界で広まったんだなあと実感しました。確かにそんな取り組みを行う人々が作った農畜産物なら良い方向で差別化されて加点評価もらって当たり前だな、とも思います。

 まっこさんの職場でも働く人々と牛に優しいルールが作られるように祈ってます。失礼しました。(2022-03-31)



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【 まっこ さん(女性・50代)の場合】

 ラビットさん、レスポンスをありがとうございました。気づくのが遅くなりました(汗)。

 JGAP認証…実は、わたしが働いている牧場でもちゃんと取得してあるんです。

 にもかかわらずの現実が、パーラー内で咥え煙草をしながらの搾乳。もちろんパーラーの入口には「禁煙」の表示もあるのですが、完全に建前でしかありません。建前上の喫煙場所は事務所に設定されていますが、実際には牧場内のどこででも煙草を吸っています。吸い殻もそこら中に落ちています。

 ちなみに、ここではアニマルウェルフェアの観点からも首をかしげざるを得ない罵倒や暴行もあり、わたしは一緒に働くことが耐えられなくなり、離職することにしました。これでは問題を置き去りにして逃げ出すようですが、わたしひとりが疑問を呈してもとても太刀打ちできないと感じ、諦めました。上司からも「この仕事にキミは合わないよ」と一刀両断されてしまいました。

 せっかく貴重なお返事を頂きましたが、活用できず心苦しく思いますが、ともあれ、ありがとうございました。嬉しかったです。(2022-05-10)



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