◇ 2023-12-13 @千代田区・・・ これからの獣医療 ~チームの潜在力を最大限に発揮するために~
◇ 2023-11-25 @長崎県 ・・・ 九州沖縄産業動物臨床研究会 第9回研究集会
◇ 2023-11-19 @大阪市 ・・・ 第44回 動物臨床医学会記念年次大会
◇ 2022-08-20 @ウェブ ・・・ 九州沖縄産業動物臨床研究会 第8回研究集会
◇ 2020-12-13 @ウェブ ・・・ ここから始める獣医師の働き方改革 ~畜ガールズが描く未来~
◇ 2020-02-27 @鹿児島市 ・・ 女性獣医師就業支援研修会
◇ 2019-11-17 @大阪市 ・・・ 第40回 動物臨床医学会記念年次大会
◇ 2019-03-09 @霧島市 ・・・ 南九州地区養牛セミナー
◇ 2019-02-08 @横浜市 ・・・ 平成30年度 日本獣医師会獣医学術学会年次大会
◇ 2019-02-07 @千代田区 ・・ 全国農業共済職員組合連絡協議会主催 平成30年度第2回全国研修会
◇ 2018-11-18 @大阪市 ・・・ 第39回 動物臨床医学会年次大会
◇ 2018-08-29 @札幌市 ・・・ 第30回 世界牛病学会2018札幌(WBC2018)
◇ 2018-07-01 @熊本市 ・・・ 九州沖縄産業動物臨床研究会 第6回研究集会
◇ 2018-02-12 @別府市 ・・・ 平成29年度 日本獣医師会獣医学術学会年次大会
◇ 2017-11-19 @大阪市 ・・・ 第38回 動物臨床医学会年次大会
◇ 2016-11-19 @大阪市 ・・・ 第37回 動物臨床医学会年次大会
◇ 2016-07-09 @霧島市 ・・・ 九州沖縄産業動物臨床研究会 第4回研究集会
◇ 2016-01-23, 24 @宮崎市 ・・ 北海道九州動物臨床ジョイントシンポジウム2016
◇ 主 催:畜ガールズ
◇ 後 援:公益社団法人日本獣医師会
◇ 協 賛:ミヤリサン製薬株式会社
◇ 内 容:
◆ 畜ガールズ会長あいさつ
◆ 話題提供:活動紹介と取り扱い製品の紹介 ・・・ ミヤリサン製薬(株)
◆ 講 演1:
Dairy Comp 305 の組織としての導入とその展開 ~北海道オホーツクのチームとしての獣医療~
・・・ 大脇 茂雄 先生(北海道農業共済組合)
◆ 講 演2:
ダイバーシティ&インクルージョンを実現するための組織とリーダーシップ
・・・ 谷田貝 孝 教授(宮崎大学)
大脇先生(前列左から2番目)と谷田貝先生(前列中央)
◇後日オンデマンド配信:
◆ 配信期間:2024年1月19日(金)~2月29日(木)
◆ 申込者数:163名
★ 詳しい内容は コチラ
〈研究発表〉
どうする 獣医師! in 九州・沖縄 ~ 畜ガールズ活動から今後の獣医療のあり方を探る~
・・・ 谷 千賀子
九州沖縄産業動物臨床研究会の第9回研究集会が2023年11月25・26日に長崎県で開催され、第44回動物臨床医学会年次大会での畜ガールズセッションの報告を主に行うとともに、同様の問題提起を参加者に対して行い、"Yes"/"No" で回答してもらいました。
問題提起とその回答内容:
① 産業動物業界では、男女は平等だと思いますか?
▶ "Yes"の挙手が約30%でした。近年、男女の不平等感は緩和されているようにも思いますが、やはり"No"と感じている方も多く、これからも続く課題でもあると感じました。
② 女性が増えたことを転機として、仕事内容・体制も変えていくべきか?
▶ ほぼ全員が"Yes"でした。この質問は現場でも目前の課題であると実感しました。
③ 今の職場は働きやすいですか?
▶ 約70%が"Yes"でした。働きやすいと感じている方が多いことに安心しましたが、働きにくいと感じている方も30%いて、さらなる職場改善の必要性を感じました。
④ 将来性がないと予測される農家にも積極的に対応するべきか?
⑤ 生産獣医療は、共済診療所の業務の範疇と考えるべきか?
▶ ともに約半数が"Yes"でした。この両者の質問は、現場でも意見の分かれる課題かもしれません。挙手の際にも、皆、迷いながらの回答であるように感じました。
以上、こうした機会を通じて、業界全体で様々な問題を共有し、議論を深めることが大切であると思われました。
(報告:ジェーン)
<産業動物分科会 畜ガールズセッション>
どうする獣医師! ~ 獣医師の価値観と今後の獣医療のあり方を探る ~
① 畜ガールズ活動と獣医師の役割
・・・ 谷 千賀子(畜ガールズ)
【問題提起】
■ 女性が増えたことを転機として、仕事内容・体制も変えていくべきか?
② 鳥取県における家畜診療の現状~全国的な家畜診療状況を踏まえて~
・・・ 原田 麻希子(鳥取県農業共済組合)
【問題提起】
(1-a)■ 農家が家畜診療所に求めるものとは?
(1-b)■ それに応えるために家畜診療所が整える体制は?
(2)■ 今の職場は働きやすい? 働きやすい職場にするためには?
③ どうする?これからの共済制度と生産獣医療:長崎県の事例
・・・ 早島 慈(長崎県農業共済組合)
【問題提起】
(1)■ 生産獣医療は共済診療所の業務の範疇と考えるべきか?
(2)■ 生産獣医療の対価はどこから(誰が)負担すべきか?
④ こんな農家に出会ったらあなたならどうする?
・・・ 杉山美恵子(愛媛県農業共済組合)
【問題提起】
■ こんな農家に出会ったらあなたどうしますか?
★ 詳しい内容は コチラ
〈研究発表〉
畜ガールズの活動に参加して思うこと ・・・ 谷 千賀子
九州沖縄産業動物臨床研究会の第8回研究集会が8月20日にオンラインで開催され、「畜ガールズの活動に参加して思うこと」と題して獣医倫理と新人教育について発表をしました。
はじめに畜ガールズ会員限定配信の『畜ガールズ通信』(年4回発行予定)の紹介をしました。これまでに第1号(2022年2月発行)と第2号(同年5月発行)を配信しましたが、各号で特集記事が組まれている他、アンケート調査やコラム、ミニコーナーなども掲載し、充実した誌面となっています。特集記事は、第1号では「今、私たちがやるべきことは?~畜ガールズが向き合う課題を洗い出す~」をテーマとし、第一線で活躍中の女性獣医師3名に、畜ガールズを取りまく環境の過去・現在・未来について対談を行ってもらいました。第2号では「ベテラン男性獣医師に聞いてみた!~女性獣医師って40年でどう変わった?~」をテーマとし、ベテラン男性獣医師3名に、過去・現在・未来の女性獣医師の働き方や周囲の変化について書面で尋ね、畜ガールズに対するエールを発信してもらいました。両方の特集で、職場内や周囲との関係性において、コミュニケーション能力が重要であることを再認識しました。
通信の中で私は「倫理の時間」というコラムを担当し、獣医師国家試験から獣医倫理を考える内容を書いています。第1号では令和2年度の国家試験問題から「台風の接近により特別警報が発令されている夕方に、土砂災害警戒地域の農家から牛の助産依頼があった。獣医師の対応として適切なのはどれか。」をテーマとしました。獣医師法の第19条には「診療を業務とする獣医師は、診療を求められたときは、正当な理由がなければ、これを拒んではならない」とありますが、「この問題のような悪天候時に、往診する必要があるのか?」あるいは、「人員不足で毎日キツイ時に、夜間当番もある。自分の健康を損ねてまで夜間往診する必要があるのか?」等、現場では立場や世代によって、その判断基準が微妙に違う場面が多くあります。(なお、この問題の回答は「台風ですぐには往診できないことを伝えアドバイスをする。」でした。)
また、今後配信予定の第3号(※この発表の後、2022年8月末に発行)では、新人獣医師を対象に新任研修やメンター制度、入社後のギャップなどについてのアンケートを行っています。通信の記事とは別になりますが、個人的に農業共済組合の新人教育について、①研修所での研修・②臨床研修の期間を調べたところ、組合Aでは①21日間・②2か月、組合Bでは①4日・②7か月、組合Cでは①90日・②3か月、組合Dでは①14日・②6か月、組合Eでは①14日・②6か月でした。獣医師を育成し、社会人としても基本的な知識を学ぶために新人教育は重要です。また世代間のギャップを縮める良い機会です。
今後、獣医師は、「獣医師の誓い-95年宣言」にあるように、より大きな役割を担うことになるでしょう。コミュニケーション能力は、ますます必要となり、そのためにも獣医倫理や新人教育は、重要なキーワードになると思われます。獣医師の抱える多くの問題を解決するために、全国の関係者がコミュニケーションをとることが大切です。畜ガールズでも様々な活動を通じて現状を把握し、これからの産業動物獣医師のあり方を考えたいと思います。
当日は、チャットを利用して4つの質問をして、参加者の皆様にご意見をいただきました(右図)。関係者の皆様、どうもありがとうございました。
(報告:ジェーン)
★ 詳しい内容は コチラ
講 演:魅力的な職場にするための10か条@鹿児島2020
座談会:あなたの職場は何点ですか?
・・・ 谷 千賀子
2020年2月、日本獣医師会主催の女性獣医師就業支援研修会で鹿児島県農業共済組合連合会に行ってきました。産業動物産業において女性獣医師は近年増加しています。いずれは獣医師の半数以上が女性になることが予想されますが、多くの現場ではまだその準備が十分ではありません。女性が少人数である職場ではその立場は不安定で、結婚や出産・育児、介護に個人的に悩んでいるのが現状です。女性がその問題を解決できず仕事に集中できない、あるいは仕事を断念するということはこの業界にとっての大きな損失です。そこで今回は、自分たちが目指す職場について話してもらいました。具体的には「魅力的な職場にするための方法」をグループで話し合い、次にその基準で今の環境を100点を満点とし、採点していただきました。
当日はコロナウイルス拡散防止対策で、参加者12名が5か所の職場に分かれてテレワーク方式で行うことになりました。そのためタイトルどおり「講演+座談会」という形式ではお話しできませんでしたが、各自が移動時間も短縮でき、子連れでも十分に参加できましたので、この時代にとても有効なやり方でした。
話し合いの中では、「年代によりジェネレーションギャップをそれぞれに感じてはいるが、コミュニケーションを今まで以上に大切にしたい」ということが共通の思いでした。出産や育児については「妊娠したことを職場に発表するタイミングが難しい」、「子どもが病気の時、先がよめなくてつらい」などといった切実な意見が出ました。また、「家族合同での親睦会」、「定時に帰りやすい、長期休暇をとりやすい雰囲気作り」等、よりよい環境作りを工夫されている様子もわかりました。環境改善に各々が意欲を持ち、積極的にこの問題に関わることができたら、職場はもっといい方向に向かうことでしょう。各人の採点は、46~77点でした。魅力的な職場で働きたいという思いは、男女共通だと思います。このような話し合いをみなさんで気楽にすることは、とても大事だと思いました。
今回の参加者全員で決めた、「魅力的な職場にするための5か条@NOSAI連鹿児島2020」は以下です:
次回は、きっと高得点が期待できると思います。いろいろな職場でもこのような話し合いをしてみたらいかがでしょうか。関係者の皆さま、どうもありがとうございました。
(報告:ジェーン)
<産業動物分科会・畜ガールズ共同企画>
産業動物診療所の現場からの報告 ~ 産休育休問題から臨床獣医師の仕事の本質を問う ~
第1部:産休・育休問題について
(1)畜ガールズの産休・育休事情 … 谷 千賀子(畜ガールズ)
(2)NOSAI山形の産休・育休事情 … 田中 愛(山形県農業共済組合)
(3)NOSAIえひめの産休・育休事情 … 杉山美恵子(愛媛県農業共済組合)
(4)NOSAI兵庫の産休・育休事情 … 笹倉春美(兵庫県農業共済組合連合会)
(5)グループディスカッション
第2部:これからの産業動物臨床現場のあり方について
(1)これからの獣医師が求めている職場環境とは … 田中 愛
(2)職場環境改善の難しさ … 杉山美恵子
(3)畜ガールズからの提案:魅力的な職場にするために … 谷 千賀子
(4)グループディスカッション
★ 詳しい内容やアンケート結果は コチラ
WBC2018 レポート ・・・ 谷 千賀子
2019年3月9日にミヤリサン製薬株式会社様の南九州地区養牛セミナーが、鹿児島の京セラホテルで開催されました。最初に「獣医療における薬剤耐性問題の実態とその対策」、次に「イギリスにおけるアニマルウェルフェア-畜産動物のウェルフェア向上のために-」の演題がありました。その後に谷が、「WBC2018 レポート」として、「産業動物界で女性獣医師等の力を最大限に発揮するにはどうしたらよいか?」の発表をしました。
前半は、昨年夏のWBC畜ガールズワークショップの様子を、当日と同じように Yes・No のウチワを用いて紹介しました。
後半は、参加者に数名のグループに分かれていただき、約15分間、ディスカッションをしてもらいました。問題は、「産業動物の分野において、男女は平等だと思いますか?」、「産業動物の未来を明るくするためにはどうしたらよいと思いますか?」等です。さらに、この内容で、各自にアンケートを書いていただきました。(結果はコチラ)
またこのセミナーは、ミヤリサン製薬株式会社様にお願いして、別室にモニターを用意してもらい、親子で参加することもできるようにしました。これにより、育児中の方々が、休日でも子どもの預け先を心配することなく、セミナーに参加することができ、大好評でした。こうした「子ども同伴ウエルカム」の試みが広がれば、「女性の力を最大限に発揮する」活動にもつながると、強く思いました。
(報告:ジェーン)
<シンポジウム「獣医師の働き方改革について考える -女性獣医師活躍促進のために-」>
平成30年度 日本獣医師会獣医学術学会年次大会(神奈川, 2019.2.8-10)において、日本獣医師会主催シンポジウム「獣医師の働き方改革について考える -女性獣医師活躍促進のために-」でお話しする機会を頂きましたので、概要をここにご報告します。
本会の前に、座長の栗本まさ子さんと白戸綾子さんと、お互いに「さん」と呼びましょうね、と打合せがありましたので、この場にも継承して、以下「さん」付けで講師の皆さんをご紹介します。
基調講演では、武川恵子さん(前内閣府男女共同参画局長)より、女性活躍推進に関わる世界的な歴史背景と近年の潮流を詳細かつ分かりやすい内容でお話し下さり、大変勉強になりました。何事も背景を知ることは大切だと改めて感じた次第です。
続いて、本会会員でもある白戸綾子さん(女性獣医師支援対策検討委員会副委員長)から「女性獣医師活躍の現状と課題」、福中守人さん(十勝NOSAI)から「共働き獣医師夫婦のバトンタッチ型育児休業男性側経験談(取得の有無が及ぼす影響と職場環境について)」、竹村裕子さん(滋賀県獣医師会副会長)から「地方獣医師会の女性活躍促進について思うこと」と多種多様な視点・立場からのお話しがありました。テーマに沿った話の内容はもちろんですが、ご講演された皆さんの個性が大変光るお話しを伺うことができ、まさに多様性を感じた次第です。私、上村涼子(宮崎大学)は「大学の女性活躍促進の取組み」として、全学的な取組みの紹介に加えて、獣医学科の学生を対象としたアンケートの結果に基づいてお話ししました(一部抜粋したスライドを掲載)。
総合討論では、フロアからの質問も活発で、中には極めて危急的とも取れるような人材確保に関する改善・助言を求めるものや、地方獣医師会の発展のための工夫についての質問、コミュニケーション能力を育む大学教育のあり方など、講演内容と同様、幅広いテーマで討論が進みました。座長の栗本まさ子さんからは、日本獣医師会の標徴の会員配布と使用許可といった新しい提案もなされるなど、全体を通して、大変有意義なシンポジウムでした。
(報告:ジョー)
(講演・意見交換会)
平成31年2月7日に全国農業共済会館(東京都)にて、全国農業共済職員組合連絡協議会主催の平成30年度第2回全国研修会が行われました。4名の畜ガールズが、来賓として招待され、NOSAIの診療所で働く女性獣医師の現状と課題を話し合いました。
協議会の報告によると男女とも、獣医師の離職率が高いと回答のあったNOSAIは3分の1程度でした(図1・2)が、その理由は男性では「転職や開業」などの発展的な理由が多いのに対して、女性では「不明」であることが多く、実態がつかめていない現状があるようでした。
畜ガールズ副会長の上松瑞穂氏からは、「働きがいのある診療所経営を目指して」という講演が行われました。働きがいとは、今、外国での認知が高まり見直されている言葉『IKIGAI』にヒントを得て、獣医師の【好きなこと】【得意なこと】【稼げること】【社会で求められていること】の4つの円が重なる部分にある『IKIGAI』を診療所に置き換えたものです。そして、この働きがいのある診療所を目指すために、昭和からやってきた急患対応に重点を置くのではなく、生産獣医療を診療所の稼ぎにしていこうという宮崎県NOSAI団体診療所の取組みを紹介しました。
農家や地域の畜産発展が、診療所の収入を支えてくれるという新しい考え方の中では、NOSAI診療所に働く獣医師の働き方の選択肢が増えるので、多様な人材が、多様な働き方の中で、働きがいをもって働くことができるのではないか?という問いかけでした。(報告:コーデリア)
<産業動物医療フォーラム 分科会定例セッション>
畜ガールズ報告2018 ・・・ 林 亜樹
◇ 報告内容:
第30回世界牛病学会2018札幌の畜ガールズワークショップ
◇ 活発な質疑応答に:
"海外で女性の産業動物獣医の割合はどれくらいか" --- 参考資料コチラ
"産休や育休の穴をどう埋めるか"
"一度辞めても戻ってくればよいのか"
"海外の女性と違って、体格の小さい日本女性はどうしていけばよいか"
など
<ワークショップ>
How should we best use of women power in livestock industry?
(産業動物界の女性獣医師等の力を最大限に発揮するにはどうしたらよいか)
◇ 内 容:
1)Women in veterinary medicine
-- Emile Bouchard (Univ. of Montreal, Canada)
2)Woman power in livestock industry in Japan
-- Chikako Tani (Univ. of Miyazaki, Japan)
3)Participatory session
◇ 参加者:約80名
(from 日本,アイルランド,イギリス,カナダ,スイス,スロベニア,ドイツ,ブラジル,ベルギー,メキシコ and more?)
★ 詳しい内容やアンケート結果はコチラ
<産業動物に興味のある女性の会(畜ガールズ)企画>
産業動物界の女性獣医師等の力を最大限に発揮するにはどうしたらよいか
産業動物界の女性獣医師等の力を最大限に発揮するにはどうしたらよいか -- について、畜ガールズ企画の参加型活動発表を行いました。
20代、30代の若い世代、そして未来の女性獣医師が、輝いて働ける産業動物界を築いていくために、何ができるのか?
会場に集まった皆様に、畜ガールズお手製の[Yes]のうちわ(オレンジ)と[No]のうちわ(ブルー)を、問いかけに応じて掲げてもらいました。
(1)仕事に満足していますか?
(2)プライベートに満足していますか?
(3)自分の将来は明るいと思いますか?
(4)産業動物業界の未来は明るいと思いますか?
それぞれの問いかけに、フロアからも意見発表が行われました。(★同時に行った筆記アンケートの結果はコチラ)
来たる第30回世界牛病学会2018(札幌)においても同様のワークショップを行う予定です。
さあ、あなたの答えは?
私たちの未来を変えるのは、私たち自身です。
参加して、自分の意思を伝えていきましょう!
<参加者からの感想>
・こういう取り組みされていることが素晴らしいと思う。何をするにも仲間って必要だと思う。(女性)
・もっと多くの女性の社会進出を希望している。男性のみの縦社会は将来がない。(男性)
(報告:コーデリア)
<シンポジウム「獣医師の職場環境のより一層の整備充実を
-- 国、地方団体、臨床現場が取り組む活動宣言 --」内>
産業動物臨床分野における活動の取組みと課題
・・・上松 瑞穂(NOSAIみやざき)
◇ 発表内容:
働く環境の変化(第一世代~第二世代~第三世代)/新しい時代・人材に即した新しい業態の創造/畜ガールズの活動紹介 など
◇ シンポジウムの様子は日本獣医師会関連のウェブサイトで動画配信されるそうです。
<産業動物医療フォーラム 定例セッション>
畜ガールズ~産業動物に興味のある女性の会~活動報告2017
・・・森 千穂(森動物病院)
◇ 報告内容:
アンケートの実施/ウェブサイトの活用/九州・沖縄ブロック集会の開催/ブロック長会議の開催~メンタルヘルスセミナーの実施~
◇ フロアから:
1)獣医師の自殺率の話になるとフロアからため息が。。。
2)会長と中国・四国ブロック長もフロアから助太刀!
<産業動物分科会 - 分科会報告>
産業動物に興味のある女性の会「畜ガールズ」の活動紹介
・・・笹倉 春美(NOSAI兵庫)
◇ フロアの反応:
“ ぜひ発表を原稿に!「臨床獣医」に!”(開業医より)
“ こういう発表はぜひ大学で学生に向けてやってほしい ”(大学教員より)
<大動物(Bovine)シンポジウム2>
産業動物のために、私たちにできること?「男女共生の視点から」①
~現状の問題点を探して~
もっと女性のパワーを!
・・・谷 千賀子(宮崎大学大学院)
アンケートから見る産業動物関連女性獣医師のワークライフマネジメントの現状と未来
・・・上村 涼子(宮崎大学)
(総合討議A 質疑応答)
産業動物のために、私たちにできること?「男女共生の視点から」②
~私たちからの提案~
【基調講演】口蹄疫がヒトのメンタルヘルスに与えた影響
・・・重黒木 真由美 先生(宮崎市 医師)
四国愛媛から‐産業動物に携わる女性獣医師として想うこと
・・・杉山 恵美子(愛媛県農業共済組合)
産業動物に関係する獣医師として4半世紀を渡り歩いて感じること
・・・酒見 蓉子(鹿児島県)
女性からみた女男共生
・・・上松 瑞穂(みやざき農業共済組合)
男性からみた男女共生
・・・北原 豪(宮崎大学)
(総合討議B 今後の活動について (重黒木先生を交えて) )
◇ 聴講者:約30名