(so003-001)

【 C子 さん(女性・40代)の場合】

 2018年3月末時点で、○○研究所で5年以上働いて雇用の上限を迎える有期雇用の職員は、500人。そのうち、わずかな職員を除き、300人を超える職員が3月末で雇い止めとなる。この研究所にAさんはアシスタントとして来てからは、研究会の企画事務、研究費関係の手続き、必要な物品の手配まで、研究室の運営で生じる様々な仕事を担ってきた。研究室の主宰者である上司は「仕事だけではない。彼女がいるから研究室の人間関係の調和が取れている面もあった。非常に得がたい人材だった。彼女の代わりが務まる人が次に確実に来るのか不安だ。ちゃんと働いてきたのに、年限だけでもう働けないなんて、本当に不条理だ」と。

 ・・・と、これはインターネットからの抜粋ですが、私の研究室でも同じようなことが起こり、親友のBさんが「雇い止め」を宣告されました。特にこうした立場は女性が多く、本当に不条理です。こんなことで、いいのでしょうか?(2018-02-16)


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【 カラス さん(女性・30代)の場合】

 私もAさん、Bさんと同じような経験をし、お気持ち少しわかります。いままで精一杯尽くしてきた自分の組織から「あなたはいらない」といわれているようで、辛いですよね。しかし、たとえば大雨の中、傘をさして狭い歩道を歩くと、車道を走る車から容赦なく水しぶきを浴びます。きっと車にしか乗ったことのない方には、どんなに説明しても歩く側の気持ちはわからないでしょう。社会は過渡期にあります。いわゆる「人・弱者」を大切にしないシステムは、そんなに長くは続かないように思えてなりません。(2018-03-06)



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